2011年7月13日水曜日

誰も書かなかった中島みゆき論ベスト200を聞いてみよう その20

181位〜200位です。

彼女の生き方:182位。「酒と薬で体はズタズタ」から始まる、ひどい状態の「彼女」の生き方を描いた作品です。けれども「彼女の人生いつでも晴れ」なのです。それはひとえに、彼女が彼女らしく生きていて、周囲の言動を気にしないからなのだと思います。私も、言動w機にせずに、自分らしく生きていければいいのになと思うのです。

幸せ:196位。「せんないねせんないね、どちらも贅沢ね」という言葉。そして、その後に続く「幸せになりたいね」という言葉。幸せになるのは贅沢なことであるとも捉えられかねないような、そんな内容だと思います。そして、実際に、幸せというのは贅沢だと思います。我々が普通に思い描くような幸せは、少なくともあまりにも贅沢すぎて、いつでも味わえるようでは、心を腐らせてしまうと思うのです。決して高望みせず、自分の身の丈にあった幸せこそが、自分にとっては贅沢でない幸せではないかと思うのです。万馬券を当てて自分の好きなものを何でも食べられる生活は素敵かも知れませんが、そんな生活がなくとも、私は、課題などをやりながら、中のいい友人たちとお茶を飲んで語らえる場所があれば幸せであり、それが贅沢でない幸せなのではないかと思うのです。

アザミ嬢のララバイ:199位。そして、この連載の最後に紹介する曲はデビュー曲でした。あざみの花に自分をなぞらえ、その淋しさを歌った歌であると思います。そう言ってしまっては、あまりにも当たり前の感想でしょうか。春は菜の花、秋には桔梗。そういった、目立つものがいる中で、自分はあざみであるというのです。私は、幸いにして、ある程度目立つ芸を持っているようです。それでも私は、あざみである心を忘れてはいけないと思うのです。

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