2011年6月25日土曜日

朝日新聞「万年筆 手書きの友」を読んで

その記事のことを知ったのは、ちょうどBromfieldさんのブログで公開されていたからでした。そのブログを読んで、私は早速その記事を読みました。

新聞に載っていた記事は、長原親子と川口さんが一同に介している、非常にまれな写真でした。記事自体には中屋万年筆の吉田さんのことも書いておられて、新聞の記事としては妥当なものに思いました。

内容の中で気になったのは万年筆の復権に関する話です。正直に言うと、万年筆が復権してきていると、私には到底思えないのです。たしかに売上は増えているのかも知れませんが、実際のところは、万年筆のファン活動が増えたために、元々のファンが買っていくようになったのではないかと思えるのです。

私ももちろん万年筆ファンの一人ですが、万年筆復権などと言われても、まだまだ万年筆を使っていることに対する珍しがられる視線はなくなりません。いくら復権と言っても、万年筆はまだまだ「特殊な物」という認識があるのではないかと思います。

万年筆好きの一人として、万年筆の裾野を広げるとともに、その復権とは何なのか考えていかなければならないと感じた記事でもありました。

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