2011年6月22日水曜日

サッカー少年

校庭の前
ふと見ると
サッカー少年たちが
ボールを追いかけていた

彼らはきっと知っている
私の知らない楽しみを
私が知れない楽しみを
知ろうとしない楽しみを

環境が変わるとき
サッカーをしようと
いつも思い立った
結局いつもいつも
私は挫折していたから

私は多分
根っからのスポーツ嫌いで

だから
スポーツの楽しみを
あじわうことは
きっと
ない

だから
彼らは私より
一つ多くの楽しみを
きっと
知っている

子供だから
それが無知を示すか
そこには
明解な答えがあった

私は自転車を走らせた
おそらく彼らは未だ知らぬ
もしかすれば一生知らぬ
私自身の楽しみに向かって

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