2011年6月10日金曜日

学芸・学術文庫の楽しみ

読書は年中楽しいものです。何も読書の秋にとどまらずとも、多くの楽しい思いをすることができます。読書が好きな人ならば、多くはきっと、自分の好きなジャンルというのがある程度あるように思いますし(あるいは、どんなジャンルでも読むという強者もいるかもしれませんが)、本選びについても時間を使っているのではないかと思います。

もちろんですが、私にも好きなジャンル、よく読むジャンルというのがあります。私の場合は、概ね次のようなものです。
・日常を淡々と描いたような短編小説
・美味しい物が書いてあるエッセー
・韻文
・数学/情報科学の専門書
・日本語学の啓蒙書レベルの簡潔な書籍
・純文学とされる作品(高校などの現代文で学ぶような)

このうち、専門書と日本語学の書籍は、ちくま学芸文庫をよく手にします。

新書よりももう一回り小さい文庫本は、手軽に持ち運べて読めるので、どんなところでも便利です。その一方で、ちくま学芸文庫に代表される、これら学術的文庫本は、大型の専門書に比べて安く手に入り、楽しみやすいという特徴があります。

学芸文庫、学術文庫は、他の一般的な文庫本に比べると楽しみにくいかもしれません。しかしながら、その中には広い内容が詰まっていて、まだ見ぬ世界へと旅立たせてくれます。今はちょうど、徒然草を読んでいますが、ちくま学芸文庫に入っていたのが嬉しくて即買ったのでした。

もし興味をお持ちでしたら、いずれもちくま学芸文庫ですが
・ことわざの論理(外山滋比古)
・数のエッセイ(一松信)
あたりが、読んだ中ではおすすめです。今読みたいと思っているのは
・翔太と猫のインサイトの夏休み(永井均)
・算法少女(遠藤寛子)
です。前者は、私がこれまでではじめて、哲学書として興味を持った書籍であり、後者は和算に以前から興味がある、という本です。もしよろしければ読んでみてください。

今日は金曜日で、プログラミングコンペティションも予定されていません。今宵も素敵な読書の時間を過ごします。

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