2011年3月10日木曜日

理系大学生になる人へ ~数学ガールを読んでみよう~

シリーズ4巻の数学ガールは、その第1巻が2008年だったか、数学セミナーで話題になった名著です。

以下、達哉ん(T)と友人(A)の会話から…
A:達哉ん、その本面白い?
T:そうやね、バーゼル問題とかマクローリン展開とかが入門的に書かれとるよ。母関数とかも分かりやすいし。
A:母関数?聞いたことないなぁ。
T:あれ、数理統計学の授業で「積率母関数」って出んかった?
A:同じ物?
T:せやで、積率を数列と考えたら、数列の母関数・・・生成関数とも言うねんけど、積率母関数は同じものと言えるで。
A:でも、積率以外の母関数なんか何に使うん?
T:例えばベッセル関数の母関数なんて便利やん?


と、なかなか面倒な母関数まで書かれた1巻、整数論中心の2巻、論理学の学習にもなる3巻、基本的なアルゴリズムについて入門された4巻、いずれもサラリと読める好著です。

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