2011年1月31日月曜日

資本主義の極があるのでは?

経済学や社会学に明るい方ならばよい回答をくれるのかもしれませんが、今日は中学や高校で公民を習って以来腑に落ちない点について。

私企業は利潤を目的として経営されます。そして、得た利潤を社会還元したり、納税という形で公企業に回したり、社員に賃金として払ったりします。これは中学や高校の公民科で習うことです。
で、ここで気になるのが、「利潤を目的にしている」以上、その全ての利潤を上記のような形(及び経営)で使い果たすことはないだろう、ということです。会社の経営に必要な費用に上記は含まれます。これらは支出ですが、ものすごくざっくり言えば、収入ー支出=利潤、となるわけです。ですから、社会還元・納税・賃金などで全部使うはずはないわけです。

ある会社が無事に目的を達成して毎年黒字であるとします。そうすると、その100%が使われることはないわけですから、その会社にお金が溜っていくはずです。100%が使われるなら利潤が上げられないから意味がない!となるわけです。
資本主義で私企業が利潤を出すことを目的としているのであれば、私企業の収支は+ですからそこにお金が溜っていくでしょう。とすれば、この原則はそもそも破綻しているのではないかと思います。

経済は地球レベルで閉じた系ですから、その中で利潤を出すことが目的=収支を正とする目的のある企業があれば、十分長い時間の後、そこにお金が集まると思います。そこに資本主義の収入の極があり、そこから破綻していくのではないだろうかと思います。

企業が利潤を出す限り、その企業の収支は正。こんなシステムがもしも熱に関してあれば、それは温暖化ということになります。資本主義にはこんな極があるのではないだろうか、と(少なくとも中学や高校で習った程度のことでは)思ってしまうのですが、もし詳しい人がいらっしゃいましたら教えてください。

0 件のコメント: