2011年1月30日日曜日

書評:1年遊べるパズルの本

故芦ヶ原伸之氏といえば、パズル関連の人として非常に有名な人ではないかと思います。その人が、サム・ロイドの「5000題」には及ばないものの、かなり多くの問題を集めた、というのが、30年ほど前の本ですが「1年遊べるパズルの本」です。

30年前の本ですのでもちろん古びてしまった内容だってありますが、それでも現状出ている文章パズル本の多くの原型を見つけられるように思います。この本を読んでから他のパズル本をやると、見知った問題に出会うことが珍しくなくなります。問題数が非常に多く、ちょっとした問題から比較的面倒な問題までバリエーションに飛んでいます。話の種に使える問題もあります。

550問あると書いていますが、私は全問見つけられていないように感じます。問題を探すという面白い課程もパズルのようで楽しめる本です。

巷間には様々なパズルがありますが、ペンシルパズルでないパズルに興じてみるのもまた一興ではないでしょうか。復刊されると面白そうです。でも、問題を一部差し替えないといけませんし、芦ヶ原氏はもういないのです。

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