2010年6月16日水曜日

うつ病は頑張りすぎたからなる

タイトルは何かのコメントを引用しただけ。ですが、実感としても分かります。

自分はうつ傾向にあるという友人の多くが頑張りすぎであるように思います。自分のうつ傾向が頑張りすぎかどうかといわれると疑問符が残りますが(でも、闘ったことはあり、それが元なのかもしれません)、それでも確かに、うつ病は心の弱さよりもむしろ頑張りすぎと言う点に原因があると思います。

うつ傾向の人は時折自殺を考えます。私は、頑張りすぎてそうなったうつ病なんだから、頑張れと言うのはお門違いであるように考えます。頑張れといろいろな人が言うけれども、うつ傾向の人が本当に欲しいものはそんなものではありません。自分自身の経験でもわかります。頑張れという言葉よりも、自殺をするよりはまだこの世にいる方がましであるという一抹の希望、それが欲しいのです。

頑張って頑張って、もう疲れ果てた・・・そんな状況で、まだ頑張れと言うのはかえってうつ傾向の人を苦しめます。むしろ、うつ傾向の人を苦しめないためにも、頑張れと言うのではなくて、まず話を聞いてあげることが大切なのではないでしょうか。

話を聞いてもらえる相手がいるというだけで、ずいぶんとうつ傾向の人は救われます。そこに「一抹の希望」を見出すわけです。

いろいろな意見があって、自殺はいけないといわれる。でも、鬱病の人にそれをいったとき、その人達はどこに救いを求めることができるのでしょうか。死んでしまった方が生き続けるよりよほど楽だと思っているようなレベルの人に、自殺はいけないと言ったってそれは虚しく響くだけです。自殺はいけないと思うのであれば、それを考える鬱病の人に「自殺が自分にとって損である」事を示すのが一番だと考えています。そしてそれは「頑張らせる」のではなくて、「頑張ったことを聞いてあげる、褒める」ことが重要なのだと思います。

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